大学を卒業するまでは、「お金」についての苦労をそれほど感じたことがありませんでした。
しかし、卒業してから無事に就職し、「奨学金」を毎月支払って生活していくのは、実家暮らしでも中々厳しいものがありました。
毎月1万5千円。
総額約240万。
新卒のお給料も、地方の事務職では14万程度でしたから、家に4万収め、そこから携帯代や服代、化粧品代、交際費、毎日のお昼代…など出していくと、貯金は毎月3、4万円できると良いほうでした。
大学時代に、教授から「この授業は90分。授業料はこの1講座、大体五千円かかっていると思っていいよ。寝てたらもったいないよ。しっかり勉強するんだよ。」と言われたことがあるのですが、その意味を卒業してから一層重くかみ締めることになりました。
学ぶのは無料ではない。
勉強を何気なくするのはもったいない。
今もそう強く思います。